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なぜスリランカなのか
現地の協力団体 SNECC との関係


年始めに学用品を渡す 数千人が集う奨学生認証式
■□□□■■□■ きっかけと、いま、そして将来
  • きっかけは、C.P.I.代表(現会長)会長小西菊文と在日留学生僧侶 U. Sumangala師との交流。
  • 1985年にU. Sumangala師と友人M.Chandasiri師がSNECCという団体をスリランカ内で起こした。
  • C.P.I.の小西は、友情からSNECCを側面から支援し、 『教育里親運動』を U. Sumangala師と発案。
  • C.P.I.は、1987年10月、SLNECC との活動協定を結び、日本国内での運動推進の中心となった。

  • 1989年、C.P.I.とSNECCは、520名の教育里子への奨学援護を13の地域センターで展開。
  • 1990年、C.P.I.とSNECCは、1056名の教育里子への奨学援護を25の地域センターで展開。
  • 1991年、C.P.I.とSNECCは、2000名を超す教育里子数、62の地域センターに広がった。

  • 1992年、SNECC本部とC.P.I.スリランカ事務所を建設する覚書を結び、
    1992〜1994年に、日本の外務省から補助を受け、上記の施設建設と周辺環境整備を行った。
    この施設は、事務所のほか、特別学習、実務学習、図書館、幼稚園など多様に役立っている。
  • 1994年から、C.P.I.の発案で SNECCに個人基金を設置し、多角的な支援を受けられるようにした。

  • 1998年、C.P.I.の支援で、多目的な教育ホールが完成し、
    土・日の1000名規模のクラス別学習、各種展示会・セミナーに使用している。

  • 2002年1月12日、SNECCは、スリランカの国会で公益法人として議決された。
  • 2004年8月2日に、C.P.I.現地事務所も、社会福祉省に登記された。

  • SNECCが、スリランカ全国に配置した地域センター数は、112箇所に達し、全国を網羅している。
  • C.P.I.会長小西は、
    近い将来のSNECC が、国際機関・政府からの奨学金を運営する団体となることを願っている。
    そのとき、C.P.I.は、純粋に日本人からの『励ましの教育里親』(支援金を必要としない)を
    運営することとなるだろう。
    C.P.I.が目指しているのは、ニュージーランド型の海外教育里親制度である。

  • SNECC 理 事 長:Rev.U.スマンガラ
    SNECC 事務局長:Rev.M.チャンダシリ

C.P.I.現地本部 & SNECC本部
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■□□□■■□■ なぜ スリランカ なのか
    第二次大戦後、サンフランシスコ講和会議で日本は、
    分割統治と巨額の賠償を要求されていた。
    その窮地を救ってくれたのは、アジア諸国、なかでもスリランカ政府代表の
    つぎの演説であったことを、忘れてはならない。

    「日本の若者が私たちとの友情をもって自由であり続け、
    アジアのよき友人として再び立ち上がることを望む…。
    日本の若者たちが私たちに新たな希望を示してくれることを信じ、
    その日のためにすげての賠償権利を放棄する。
    私たちは、日本への友情を持って、明日からの歴史のページを開きたい」

    その恩に報い、日本人に託された期待に応えるのは、人の道と思う。
    民情不安の中で苦境にあるスリランカへの教育支援を行うことは、あたりまえだろう。

  • 食べるのがやっとという困窮家庭にあって、勉学優秀な学生がいる
  • その中には、民衆の向上のリーダーとなる素質を秘めた者もいるだろう。
  • そのような子どもでも、貧困のために12才(8年生)で挫折寸前になる。
  • 私たちは、そのときに手を貸し、肩を組んで「頑張ろうね」というのだ。
  • だから、途中でやめられない! 6年間は彼らとともに歩まねばならない。
  • そうして毎年、卒業生の代わりに新しい子どもを選んで18年間歩んできたのだ。

    何も『支援』なんて大げさに考えなくても、行動はできる。
    地球という未完成な船の中で、たかだか80年の人生、
    心、響きあう日を楽しみに、脚を踏み出し、手を貸し、声をかけ続けて生きたいものだ。

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里子を訪問する里親たち

9年生に渡す学用品 ■□□□■■□■ C.P.I.とSNECCは、毎年、教育援護の方法を協議し改善している
  • 学校施設費・通学バス代・制服縫製費・補修学校費を除き、学生に金銭を直接に渡さない。
  • 教育里親資金により、現地の9年生から13年生までの学生に、奨学を行う。
    学用品・服・靴・補習学校補助・学校費補助をし、さらに社会研修・クラブ活動を奨励する。
  • 教育里親資金により、上記途中で実務学校に入った学生の奨学援護を行う。
  • 12年生以上の奨学生のなかで特別に優れたものは、必要に応じ特別援護を行う。

  • 13年生以降に大学或いは専門学校に入った学生に対しては、
    教育里親支援から現地に設置した関連基金(ULEF)に切り替えて奨学援護を行う。
  • 地域センターは、子どもたちへの使用記録を個別に行い、学生のクラブ活動を進め、
    社会研修を主催する。また、全国の保健管理活動の拠点として準備を進めている。
  • C.P.I.現地事務所は、SNECCと協力して、現地での資金管理と報告活動を行っている。
  • 2006年から、C.P.I.スリランカ事務所は、地域アシスタント(卒業した奨学生から選考)
    とともに、受益者参加型プロジェクトへの移行を始めた。
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■□□□■■□■ 地域センターを支えるボランティアが大切
  • 私たちは、全国112の地域センターでの奨学生選考および継続のための調査、
    ならびに教育里子家庭の相談に乗っている。
  • アンパーラ州は、戦乱の多発する地域ではあったが、あえて設置した。
  • 北端のジャフナ州・ムライディブ州・ヴァヴニア州・トリンコマリー州は、
    教育里子としては調査が難しいため、関連基金により学用品援助のみ行っている。
  • 地域センター長は、年2回の定期協議を首都コッテのSNECC本部に集まって行う。

  • 地域センターのボランティアたちを支えているのは、
    『子どもたちが教育を受ける権利を、守り抜きたい」気持ちによるのだ。
    そしてその気持ちは、当の子どもたち自身が強く持たなければならないだろう。
    私たちは、彼らがその気持ちで参加するプロジェクトをこそ支援していきたいと思う。
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地域センターリーダー会議

現地本部にて ■□□□■■□■ C.P.I.の教育里子たち
  • 「教育里子に選ばれて、あらためて勉強する自覚が生まれた」と彼らは言う
  • 家庭を調査するときの視点のひとつに 「最低限、食べられる」 ことがある。
  • しかし、スリランカの彼らにとっての「とにかく食べられる、雨露をしのげる」 
    という状態がどういうことか、多くの日本人は、知らない。
    ほんとうに、それは、あまりにも過酷だ。

  • あらゆる困難を我慢して高い教育を修めた私たちの教育里子たちは、
    民衆の困窮を救おうとする気概が高い。
    彼らこそが、「食べることも、住むことも大変な」 民衆を救うことができるだろう。

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